娘の自転車のカギを無くしてしまいました。
娘が高校に通うのに使っていたママチャリで、新しくはないのですが、まだまだ十分使えます。
でも、息子がカギを無くしてしまったようで、使えなくなっているのです。
自転車のカギって意外と厄介で、簡単には外せないし分解出来ないようです。
輪の部分は安物と違ってシッカリ金属棒ですし、プラスチックに見える本体部分も鋳物か何かの金属製で、裏も金属。簡単には壊せません。
そりゃそうだ。
では、カギを無くした時にどうするのか調べてみたら、警察署か自転車屋に持って行くと壊してくれると。
またYouTubeで調べてみると、シリンダー部分をハンマーでガンガン叩いて壊して引き抜く、という方法があるみたい。
でも、そんなガンガンやって自転車を壊してるとマンションの住人に迷惑です。
だいいち不審者感満点じゃないですか。
マイナスドライバーでママチャリの鍵を壊す方法 - YouTube
また、ワイヤーロックならボルトクリッパーで切断出来ます。
でもまあ、これも不審者感ありますよね。一瞬で終わりますが。
リング錠のリングはワイヤーどころの太さじゃないので、かなり大きなボルトクリッパーじゃないと難しいように思います。
1万円以下で売っている400mmとかのでは無理かな。
ふと、これ金鋸で切れるかな?
ということで、金鋸を調達して切ってみました。
シリンダーの根元あたりに金鋸を当てて、少しずつ切っていきます。
リング錠が自転車にピッタリ付いているので、金鋸を動かせる範囲が少なくて、なかなか思うように切れません。
よくある糸鋸タイプの金鋸だと、たぶん動かせる範囲が限定されて無理です。
リング錠は、安い自転車だとパイプやU 字鋼なので、ある程度切ったらペンチやウォータープライヤーでひん曲げることが出来ます。
でも、うちのは完全に金属の棒で、太さが8mmか9mmくらいありました。
これを曲げるのはとても無理。完全に切断するまで頑張るしかありません。
途中、浮気して他の場所を色々切ってみたりしましたが、やっぱりダメでした。
諦めてリング部分にターゲットを戻して少しずつ切って行きます。
かなり大変な作業でしたが、30分ほど頑張って、何とか切断することが出来ました。
リングの根元を切ると、その先は刺さってるだけなのでポロリと取れます。
あまり考えてなかったのですが、根元側を切っといて良かった。
間違えてリングの先側を切ってたら、リングは外れません。無理矢理ペンチで曲がるような代物でもありません。
あとは自転車本体からリング錠を外しますが、リアキャリアを外さないと取れません。
なんだかんだで色々手間がかかるようになっています。セキュリティなので仕方がないですね。
切断面を見ると、けっこうな太さです。こんな太いのよく切れたな。
今回はうまくリングを切断出来ましたが、けっこう大変な作業でした。
また、作業中はムチャクチャ不審者です。怪しいです。堂々と「自分の自転車に何かやってます」アピールが必要です。
また、音も大きいですし、鉄のカスも出ます。
結論として、あまりお勧めしません。素直に自転車屋に持って行くことをお勧めします。
でも、これで1年ぶりに再びこのママチャリが使えます。良かった。
またカギを無くすと面倒なので、ダイヤル式のチェーンロックをつけておきました。
みなさんも、カギの管理には気を付けて。
♪今日のBGM
Bicycle Race / Queen
Queen - Bicycle Race (Official Video) - YouTube