55の手習い

55歳を過ぎた筆者が色んな事に挑戦する日誌です

在宅勤務と人のいないオフィス

オフィスから人が消えて1年になりますか。

在宅勤務メインとなって、広いオフィスに人がいなくなりました。
私のセクションは工場なので出勤者がいるのですが、周囲はほぼ人がいないです。
かなり広い事務所ですが、月末月初の締めのタイミングでポツポツと出て来る人がいるくらい。 
スペースが勿体ないですねー。 

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人のいないオフィス(これでも就業時間中です)

在宅勤務になって、わたしはかえって忙しくなった気がします。
会議は全てリモート会議で、時間通りに始まるし、今まで話せば伝わっていたことも基本的に全て資料を作成しなくてはならなくなったし、面倒な部下は相変わらず面倒なので変わらず手間がかかるし。
しかもこの時期に組織変更が何度もあり、様々な手続きに忙殺されていたり。
油断すると休憩も無しで一日中仕事をしていたりしますし、残業も増えた感じがします。

事務所に出社していればチャイムが鳴りますし、周囲の人がそぞろ移動し始めたりするので、何となく「みんな終わりにしよう!」な雰囲気がありますよね。
自宅で一人で仕事をしていると、自分で積極的に休憩を取ったり、仕事を切り上げたりコントロールしないとキリがありません。
当たり前ですが、これが実はけっこう難しいということを思い知りました。

もともと仕事しない輩には、きっと天国なのでしょう。
上司に見られていないと仕事出来ない、しない人は、本当にサボり放題かも。
大きな会社だと、在宅勤務でサボる人が相当いるでしょうね。
上司からすると、成果の出ていない奴は遠慮なく評価を落とすだけの話なのですが、上司側もちゃんと仕事を割り当てる責任が大きくなったように思います。
「やれ」と言わないと仕事しない奴って、けっこう多いですから。

というか、言われないことはやらない、というのが欧米では一般的みたいですしね。
でも裏を返すと、「やれ」と言われたことを出来ない奴はどんどんクビを切られる、欧米型の雇用形態になっていくかもしれません。  

現実的に、仕事しない奴はどっちにせよ仕事しないので、会社全体としての生産性は変わってないかもしれません。
昇進や仕事についても、今までは上司にアピールしたり根回ししたり試験を受けたりして色々やっていたのですが、自分から募集にエントリする形式に変わりました。
驚くことに、これは管理職への昇進も同じなのです。
なので、やる奴はどんどん出世するし、やらない奴はずっとそのまま、という感じです。

そして、みんな出社していないので、そのへんの雰囲気が掴めないまま。
気が付いたらいつの間にか隣の奴が昇進していたり、別の部署に異動したいたり。
それを人事アナウンスで色々な状況を知るという。

在宅勤務が始まりオフィスに人がいなくなったのですが、こんなふうに驚くほどドラスティックに会社の仕組みが変わっています。
若い人達や、やる気のある人達にとっては、これから面白くなるかな。 

♪今日のBGM
Wild Side / Mötley Crüe
Mötley Crüe - Wild Side [Official Music Video] - YouTube