55の手習い

55歳を過ぎた筆者が色んな事に挑戦する日誌です

地方都市の中古マンションを購入してみた話

15年くらい前に、現在のマンションを購入したときのお話です。

当時は那須に住んでいて、ちょうど40歳くらい。
急に小山へ転勤が決まり、アパートを探さなければならなくなりました。
4人家族が住みやすい広さ、子供達が通う幼稚園や小学校や中学校が近くにあること、カミさん運転出来ないので店や銀行や駅が自転車圏内にあること、といった条件で賃貸アパートを探していました。

田舎といっても、新幹線の停車駅でもある小山駅近辺だと、家賃はけっこう高いです。
場所の良い3LDKだと、家賃相場はやはり月額10万円を超えますね。
結婚当初に石橋の雇用促進住宅に住んでいました。3DKで3万5千円とかで、やはり公営住宅は安いです。

いずれは家を買おうと思っていて、財形住宅貯蓄で頭金程度は貯めていました。
高価な新築住宅を35年ローンで買うなどは考えておらず、中古住宅や古民家をリフォームして住みたいと思っていて、実際にあちこち見に行ったりしていました。
なにしろ栃木の田舎なので、買うなら「多少田舎でも、広い庭の付いた一軒家」しか眼中に無かったです。

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現在うちのマンションは大規模修繕中です

ネットで偶然見つけたのが今の中古マンションでした。
自治医大駅の駅近く、築15年弱、3階角部屋で陽当たり良し。物件として非常に条件が良い割に、価格を見ると思ったよりかなり安い。
月額10万円以上の家賃を10年も払い続けることを考えると、もしかしたら同じくらいの支払い額で元が取れちゃう。しかもマンションは手元に残る。
実際は管理費や償却など考慮すべき点はあるのですが、当時は単純にそう考えました。

転勤と同時に昇進の話があったので、支払いや生活には目処がついていました。
長期で物事を考えられる年代になっていたということもあります。10年間というスパンで考えたら、賃貸でなく購入するのも悪くない選択かもしれない。
子供が小さいうちは生活の便利な立地の良いマンションで暮らし、子供たちが成長したら売って小さな一軒家に住み替えるのも良い。
クルマと同じく、生活ステージに応じた家に住み替えるのも良いと思いました。
さすがに、コロナや不景気になることは想像していませんでしたけどね。

 

それから15年経過した現在。
購入価格が安かったので、ローンはとっくに終わっています。
管理費や修繕積立金や駐車場等諸々合わせても月額2万円程度。そう負担になりません。
コロナも含めて先行き不安な現在、住む家の心配をしなくて良いというのは心理的に非常に安心でラクです。
そして立地が良いので、生活は確かに便利。この便利さに慣れると、もう不便な土地には住む気になれません。

一方で、やはり集合住宅は上や隣の音が若干気になったり、下には気を遣ったりすることがあります。
また、うちは3階でエレベーターが無いので、歳で足腰が立たなくなると階段では生活出来なくなる心配があったりします。
あとは、駐車場が1台分しか無いので、娘や息子がクルマを買うと停める場所が無く、外に駐車場を借りねばならないという面倒もありますね。

売りに出ている部屋の値段を見ると、私が購入した時点とほぼ変わっていません。つまりマンションの価値は落ちていないようです。
子育て世代だった15年前の時点で、今の立地の良い中古マンションを安価に購入したのは、それなりに良い判断だった気がします。

同様に地方都市の賃貸に住んでいる人は、検討してみると良いかもしれません。

今朝、近所の中古一戸建てのチラシが入っていました。築30年のリフォーム済みが1980万円。
宝くじが当たるか、思いがけず退職金が増額にでもなれば、もしかしたら一戸建てに住み替えることが出来るかも。

♪今日のBGM
You Really Got Me / Van Halen

Van Halen - You Really Got Me (Official Music Video) - YouTube

Van Halen - You Really Got Me/Cabo Wabo (Live) - YouTube