自分の機嫌を取る - ５５の手習い

「自分の機嫌は自分で取る」という言葉があるそうです。
芸人のみやぞんが言っていたそうですが、刺さる言葉ですね。

私は情緒不安定なのか、ちょっとしたことで機嫌が悪くなったり落ち込んだり沈んだり怒ったり、とにかく面倒な性格だと自覚しているので、こういうことを言える人は本当に尊敬します。
今まで自分なりに直そう直したい直さねばと思って色々して、若干は治ったようなのですが、年齢を重ねるに連れ再びコントロールが効かなくなってきたように思います。
ほら、よく年寄りはキレやすいとよく聞きますよね。

それで思い立って調べてみたら、けっこう色々出て来るものです。
YouTubeに、この言葉を解説した為末さんの動画がありました。

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いわく、性格を直すというのは元々難しいのだそうです。
それよりも、自分の情緒の変化パターンを知って、周囲の環境を作ることが大切と。

例えば、ちょっとしたことで腹を立てるなら、腹を立てるような状況を作らない。
落ち込みやすいのであれば、気分が落ち込むようなものに近づかない。
どういう状況になると、自分の気分がどうなるか、そのパターンを理解して、先手を打つのだそうです。
そのうえで、表情を作ってみたり、笑うようにしてみたり、色々と機嫌を上げる行動をするのだと。

なるほど！これはすごい。

例えば、ドラマなんかでよく視聴者を翌週に引っ張るために、大ピンチ！ハラハラドキドキ！な状況のまま翌週に話を持越したりしますよね。
あれをやられると、翌週までモヤモヤ気分が引っ張られて暗くなってしまうと。
ならば、そんな感じのドラマは見ない！そんなマンガは読まない！
ハッピーエンド専門！ってな感じでしょうか。

うーん、なんだか人生を損してしまうような気もしますね（笑）
でも、自分の気分がどのように作られるのか、ちょっと観察してみるのは良いように思います。
そうして、自分の環境を自分で積極的に整えてみる。
自分で先手を打ってみる。

50代半ばからでも遅くないですかね。穏やかに過ごせる人になりたいと思います。